よくありがちなネタ。 奈美×可符香←望 「タイトル・・・未定・・・」 奈「帰ろ?」 教室に残ったのは。2人だけ。 「風浦可符香」と「日塔奈美」 可「そうだね。」 すっかり。空はオレンジ色に染まっていた。 可「すぐ、暗くなっちゃうよ。」 奈「うん。」 可「・・・・・奈美ちゃん・・・」 奈「何ー?」 可「私の隣から・・・。消えないでね・・・。」 奈「・・・?」 大切な人が。消えてしまったあの日。 去年も。一昨年も。3年前も。 この日。大切な人は。みんな。 消えていってしまった・・・。 今年も・・・。起こるのかな・・・。 私は、奈美ちゃんが離れていくのが嫌だったから。 いつもと違う道で。奈美ちゃんと一緒に帰った。 奈「ねぇ・・・。さっきの言葉の意味って・・・」 可「私の大切な人。次々と消えていってしまうから・・・。 もう。辛い思い・・・。したくないの・・・」 俯く。 奈「大丈夫よ。私は、可符香ちゃんの隣から消えたりしないよ。絶対に。」 可「約束・・・だよ・・・」 奈「家まで送るよ。」 可「ありがとう・・・。」 奈「可符香ちゃんはいつもどおり。明るく元気に過ごしてくれなきゃ。心配でしょ・・・」 可「そう・・だね・・。」 奈美ちゃんは、私の家までついてきてくれた。 可「気をつけてね・・・。」 奈「うん。じゃあね。元気出して。」 ・・・・・ごめんね・・・。 雨が強くなる。 ・・・・・笑ってくれたじゃん・・・。 「消えない」って・・・。約束したのに・・・。 道路に、1人の少女が寝転がってて。 赤い液体が。雨に流されている。 可「ごめんね・・・。」 寝転がってる少女の隣。 しゃがみこんで。謝る私。 可「私が・・・。奈美ちゃんを・・・。好きになっちゃったから・・・。大切な人。って・・・。感じちゃったから・・・」 奈美ちゃんは消えた。 笑顔で見送ってくれた。 最後の姿。 もっと。早く駆けつけていれば。 助かったかもしれないのに。 さっきの光景。蘇ってくる。 奈美ちゃんと別れてすぐ。 心配だったから外にいた。 車のクラクション。 奈美ちゃんの声。 可「奈美ちゃんっ!!」 あたりは暗い。 車の人も、奈美ちゃんが見えなかったのだろう・・・。 私が駆けつけたときは。 すでに手遅れだった。 可「嫌ぁぁぁぁぁっ!!!」 神様・・・。こんな意地悪・・・。やめて・・・。 雨の中。ずーっとたってた。 家にも入らない。 立ち直れるわけがない。 ずーっと外にいたら、傘を差し出された。 望「風邪引きますよ・・・?」 可「ありがとう・・・ございます・・・」 望「外で何してたんですか・・・?儀式かなんか・・・?」 可「いえ・・・。ちょっと・・・。」 望「・・・?」 可「大切な人を・・・また失ってしまったんです・・・」 望「大切な・・・人・・・。」 先生の携帯電話が鳴った。 望「もしもし・・・。はい・・・。えっ・・・?!・・・そ・・・そんな事が・・・」 『ピッ。』 電話は切れたらしい。 望「行きましょう。風浦さん。」 可「どこへ・・・ですか・・・?」 望「日塔さんの・・・許へ!!」 可「・・・・・・・」 奈美ちゃんは。病院で眠ってた。 医「・・・・・」 望「・・・・・」 可「・・・・・」 沈黙。 可「奈美ちゃん・・・。」 傍に寄る。 息・・・してない・・・ もう。いない。 可「っ・・・・」 涙があふれてくる。 望「風浦さん・・・」 医「手は・・・尽くしましたが・・・」 可「ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・」 望「・・・・・」 謝り続けた。 無駄だって分かってた。 口が勝手に動いて。 ここにはいられない。 病室を飛び出して、私は屋上まで走った。 風が強い。雨もまだ降ってる。 先生。心配してるだろうか。 戻る気がない。 奈美ちゃんまでいなくなる。 このままだと先生も。 皆も。 私が生きている限り。ね。 ・・・・・・・・。 屋上から下を見てみた。 真っ暗。 夜だし、雨降ってるし、いつもより暗かった。 屋上は。フェンスも何もない。無防備な場所だった。 可「高・・・」 また下を見る。 皆が幸せになれるなら。 これ以上。不快な事が起きなくなるなら。 私は命を捨てる。 それに。 奈美ちゃんがいないなんて。 私にとって。奈美ちゃんが生きがいだったのに。 いなくなっちゃったら。 私の人生は「無」でしかない。 今行くよ。皆。 奈美ちゃん。 望「風浦さんっ!!!」 先生の声だ。 可「先生・・・っ・・・」 望「何やってるんですか!危ないですよ!」 手を引っ張られた。 私は屋上の中央まで引っ張られる。 望「いつもポジティブ派なのに・・・。この日だけネガティヴなんですか?」 可「毎年起こるんです。大切な人が消えて行く。いつも、私と別れた後すぐに。」 望「それで・・・。日塔さんも・・・。」 可「私のせいですから・・・。」 望「なんか加賀さんみたいになっている・・・」 可「だから死にます!生きてる限りそうなってしまうから!」 必死で先生の手を振り払った。 望「風浦さん!!!」 また掴まれる。 可「っ・・・・」 望「私が・・・。ついていますから・・・」 優しい声。 可「ありがとうございます・・・。」 望「それに。貴方が死んでしまったら・・・。 貴方が、日塔さんを失ったときのように。 私も悲しみます・・・」 先生の声。妙に落ち着く。 望「私にとって。貴方は大切な人ですからね。」 振り返る。 先生は微笑んでくれた。 暗い夜。 雨の中。 少し。気持ちが軽くなる。 望「戻りましょう・・・」 可「はい・・・」 病院の中に入って、タオルを借りた。 濡れた制服を拭き、先生と一緒に傘さして帰った。 望「本気で死のうとしてたんですか・・・?」 可「はい・・・。」 望「辛かったでしょうけど・・・。簡単に命を捨てたりしてはいけませんよ・・・」 説得力がない・・・。 望「まぁ・・・。私でよかったら・・・。一緒に死んであげますよ・・・。」 可「もう・・・。死ぬ気はなくなりました・・・。」 望「(立ち直り早っ)」 可「お気持ちは嬉しいです。ありがとうございます。」 望「そうですか・・・。やっぱり。私は・・・。明るい性格の風浦さんが好きですよ・・・」 可「明日からは。いつも通り行きますよ!!」 そうだよ。 奈美ちゃんの分まで。 一生懸命生きないと。 可「じゃあ、今日はもう帰りますねっ。傘。ありがとうございました!」 雨に濡れないように、走ろうと思った。 望「あ、送りますよ。」 先生も、奈美ちゃんみたいに、家まで送ってくれた。 ・・・・・このままだと・・・。先生も・・・。 可「先生っ・・・。」 望「どうしましたか?」 可「絶対。消えちゃダメですよ・・・。」 望「は・・・はぁ・・・。」 可「ではっ。気をつけてくださいね!」 望「はい。さようなら。」 そして私は、家に入った。 次の日 いつもより早く。駆け足で学校へ向かう。 望「風浦さーん」 可「先生っ!」 望「早いですね。」 可「よかった・・・。」 望「一緒に行きますか?」 可「はいっ。」 奈美ちゃん。 心配しないでね。 私はいつもどおり、明るく、皆と学校に行ったよ。 また、どんなカタチでもいいから、会えるといいね。 望「日塔さん諦めて・・・。私の事も考えてみてくださいよ・・・」 可「先生にゎ悪いですけど、私、奈美ちゃんの事、絶対忘れませんよっ」 望「無理か・・・。」 -終- あとがき こんにちは。黒咲です。 シリアスじゃねぇ!!ですね。 シリアスじゃなくて切甘です。 可×望って結構フツーでしょうかね? 奈×可 が好きなんですけどね。 片方死んじゃったらイミないですね。 初書きシリアス(切甘)でしたが。 出来はかなり悪いほうだと思います。 文章力無いなぁ・・・。と自覚。 もう一生かかないでしょう。切甘なんて。 上手く書けませんから。 ハルチリはあんな上手くなったのに!(ぇ では